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1995年愛知県生まれ
京都産業大学を卒業後、顔料箔メーカーに就職。
工場から出る廃材を使い作品制作を始める。
コロナ禍真っ只中の2020年、退職し東京に拠点を移し、環境活動家やアーティストが集うアクティビストハウスthe rootsを住居に様々な活動に参加。
同時期に新大久保UGOを中心とした東京の新興アートシーンに関わりながらアーティストとしての活動を本格化。
2021年渋谷JINNAN HOUSEでの個展をきっかけに、ブロードウェイミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」の主役が使用するマントのデザイン制作者に抜てきされる。
2022年2月より食の雑誌「RiCE」の連載コラム”Road to Fish Master”の挿絵を担当。
幼少期に母親の影響で目にしていた仏画や曼荼羅、学生時代バックパッカーとして訪れたヨーロッパの教会壁画、日本の漫画やアメリカのヒッピーカルチャーなど、時代と空間を横断した多様な素材をインスピレーションに、金﨑の描く作品はビビットで、緻密で、エネルギーに満ちている。
60年代や70年代の反骨精神、革命思想に満ちた時代に作られた破壊的な音楽やアートを金﨑は敬愛する一方で、現代という時代において同じような表現をすることの不合理性も冷静に捉える。
一見パワフルに見える絵画制作のモチベーションは、かつての反骨、破壊、激情ではなく、
現代に必要な均衡、調和、共存への希求なのだ。
(テキスト:Hiroko Kubo)
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